石橋蓮司、久々の主演作に手応え!『一度も撃ってません』撮影現場レポート

石橋蓮司、久々の主演作に手応え!『一度も撃ってません』撮影現場レポート

 近年は名バイプレーヤーとして活躍する俳優・石橋蓮司がおよそ19年ぶりに主演を務めた新作映画『一度も撃ってません』(4月24日公開)の撮影現場が報道陣に公開され、石橋がその手応えを語った。

【動画】『一度も撃ってません』予告編

 石橋にとっては、2001年の映画『弘兼憲史シネマ劇場「黄昏流星群」星のレストラン』以来の映画主演作となる本作は、伝説の殺し屋・サイレントキラーとうわさされる落ち目の作家が、思わぬ事件に巻き込まれるさまを描きだすハードボイルドコメディー。石橋とは『団地』『半世界』などいくつもの作品でタッグを組んできた阪本順治監督がメガホンをとっている。石橋は今回の主役オファーに「最初は冗談かなと思ったんです。どういう作品になるかわからなかったんですが、面白く遊べればいいなと思っていたんです」と振り返る。 石橋蓮司、久々の主演作に手応え!『一度も撃ってません』撮影現場レポート  撮影が行われたのは2018年の暮れ。報道陣に公開されたセットは、本作のメイン舞台のひとつとして日活撮影所内に建てられたバー「Y」のシーンだ。美術スタッフの原田満生が作り込んだセットは、レコードが無造作に積み上げられているような、酒とタバコがよく似合うジャズバーといった雰囲気で、昭和のムードを色濃く残している。ちなみに看板の「Y」は、故・原田芳雄さんが書き残した文字をもとに掘り出されたものだという。石橋自身も「僕らが昔、よく行っていたようなお店の雰囲気がよく出ていて。いいセットだなと思っています」と満足げな表情を見せた。

 取材日に撮影されていたのは、柄本佑演じる麻薬の売人・植田順が、バーに顔を出したところ、張り込んでいた複数の警察官に見つかり、取り押さえられるシーン。なかなかに激しい大捕物で、周囲にはドスン、バタンといった激しい音が響き渡る。柄本との共演について「あいつがおしめをしている時代から知っていますからね。『お前、いくつになった?』と聞くと、もう大人じゃないかという年になっていてね。(佐藤浩市の息子である)寛 一 郎もそうだけど、みんな素晴らしい役者さんになっているよね」と石橋は目を細める。

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