小島秀夫監督のホラー作品『P.T.』の隠し要素を探し続けるハッカーとして有名なYouTuberのランス・マクドナルドは、もう1つの不気味な秘密を発掘した。その一部始終を記録したマクドナルドの動画は彼のYouTubeチャンネルあるいはTwitterアカウントで観ることができる。この記事では彼の新しい発見を紹介する。
これまで、マクドナルドは『P.T.』のコードを調査した結果、のちに制作中止になった「サイレントヒル」新作のプレイアブル・ティーザーをプレイしている間、危険な幽霊のリサがずっとプレイヤーキャラクターの背後にいることが分かった。さらに、マクドナルドはゲームの最後にノーマン・リーダスがいる通りについてもハッキングを行った。一方、今回の新発見は全てループが何度も発生する幽霊屋敷の中におけるものであり、恐怖のイベントでプレイヤーがその姿が見えないと思っていたリサがどうしているのかを明かすものである。
最初の重要な発見は、家のホールで窓ガラスが地面に落ちるシーンにおいてのものだ。バルコニーの方に視線を向けると、後でゆっくり暗闇に消えるリサを見ることができる。この事実はすでに多くのファンに知られていたが、マクドナルドはリサが徐々に姿を消している最中に身体が奇妙な形でねじれていることを発見した。マクドナルドの新しい動画の一番の見どころは、プレイヤーがバスルームに閉じ込められているときのリサの挙動である。通常の場合、ドアが閉じた後、プレイヤーの注意はシンクにある“生きた糞便”に引かれる。そしてホールへ降りてくる足音を聞き、見えない力がドアの取っ手を回して引っ張る光景を目の当たりにする。
ハッキングによって、その“見えない力”は見えるようになった。『P.T.』の開発チームは重い足取りでホールへ降りてドアの前に止まるリサのアニメーションを作ったので、プレイヤーが聞いた足音はリサのものである。おそらく残酷に殺害された影響で、彼女はケガをしているように見える。リサの両腕と手のモーションに関しては、開発チームはあまり時間をかけて制作していないようだ。猫背になっているリサの両手は常に腹部の近くにある。これは、リサのキャラクターモデルにおける標準的な姿勢であると推測される。「『P.T.』の新要素を見せることによって、皆さんがこのプレイアブル・ティーザーを生み出すための労力と細かい手間をもっと評価するようになってほしいと思います」とマクドナルドは動画の最後に話している。
マクドナルドのYouTubeチャンネルとPatreonで、『P.T.』についての彼のほかの興味深い発見を観ることができる。彼はまた、『Bloodborne』や『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』、「DARK SOULS」シリーズについても多くの秘密を見つけているので、ときどきチェックするといいかもしれない。 Joseph Knoop
『P.T.』の恐ろしい秘密がハッカーによって明かされる
引用元：IGN JAPAN
