薔薇、鬱、鶯…芸人・オジンオズボーン篠宮に学ぶ“難しい漢字”の覚え方

引用元:TOKYO FM+
薔薇、鬱、鶯…芸人・オジンオズボーン篠宮に学ぶ“難しい漢字”の覚え方

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみのこれから、何する?」。毎週月曜日は、CIAやFBIなどの内定を受けつつも辞退したベンチャー企業・執行役員のREINAさんとお届け。3月23日(月)の放送では、ゲストにお笑い芸人のオジンオズボーン・篠宮暁さんを迎え、“覚え方のコツ”についてトークしました。

「物覚えはいいほう」と言うREINAさんは、視覚的に覚えることや自分で体験して覚えるのが得意なんだとか。なんでも書き出して覚え、他人の顔も描くことで特徴を発見し、覚えているそうです。

一方、リスナーからは「歌に合わせて覚える。『粉雪』に合わせて都道府県を覚えた」や「人の名前は、会話のなかでその人の名前を何度も口にすることで覚えた」といった経験談が。

そんななか、篠宮さんは独自の方法で漢字を覚え、以前たかみなが合格できなかった漢字検定2級を昨年取得。そしてつい先日には、難しい漢字がスラスラ覚えられるようになる本「オジンオズボーン篠宮暁の秒で暗記! 漢字ドリル」(宝島社)を発売しました。

そんな篠宮さんの漢字の覚え方、それはヒミツの呪文があり、例えば“薔薇”という漢字は「クサ ツチ ジン ジン カイ クサ ビー イー」。たかみなとREINAさんは思わず大爆笑していましたが、これは“薔薇”という漢字をバラバラにしたもので、まず“薔”はクサ(草)冠があり、その下にツチ(土)。そして、左右にジン(人)が2つ、下にカイ(回)。そして、“薇”はクサ(草)冠の下にビ(微)が入るものの、実はそこに線が1本入るそうで、それを忘れないための“イー”だとか。

なお、書き順は完全に無視していますが、某大学の教授から「書ければOK」というお許しをいただいているそう。

この覚え方の始まりは、“鬱”という漢字だそうで、「分解していったら、意外と簡単な漢字の集まりだった」と篠宮さん。その鬱は「キ(木) カン(缶) キ(木) ワ(冖) キョウ(凶) メ ワチュワチュワチュ ヒ ミ」。この“ワチュワチュワチュ”は“メ”のまわりの点のこと。

さらに、REINAさんからのオーダーで“鶯”の書き方も。それは「ファイヤー(火) ファイヤー(火) セブン(7) バード(鳥)」。“セブン”というのは、本来「冖」のところ、全部英語にしたいからと無理矢理“セブン”に。

その他にも林檎の“檎”、“欅”、“轍”、“翳”、さらにはリスナーさんからのリクエストで“躊躇”という漢字の覚え方も披露。このやり方ですべての漢字が覚えられるそうですが、なかには分解できない漢字も。例えば“鰐”は、「数字の“5”のような部分がどうにもこうにも分解できない」と篠宮さんがこぼすと、リスナーからは「サカナ クチ クチ イチ マン」というアイデアが。これには篠宮さんも納得しつつ、ちょっとアレンジして「ギョ ロ ロ イチ マン」に。言い方や響きなども重要だそうで、「言いたいか、言いたくないかも大事」と篠宮さん。

ちなみに、篠宮さんはこの方法で200文字ぐらい難しい漢字を覚え、何度も反復しているため、意外にも今も覚えているそうです。

篠宮さんの独特すぎる漢字の覚え方に、「リズムがいい! 気持ちいい!」、「もう呪文がスゴすぎて、天才!」と爆笑&驚きっぱなしのたかみなは、漢字検定2級に「もう一度挑戦してみようかな……」とポツリ。するとREINAさんが「やるっきゃないんじゃない!?」と背中を押すと、篠宮さんもサポートを約束。「この1冊(オジンオズボーン篠宮暁の秒で暗記! 漢字ドリル)と……もう1冊(他のドリルが)あればいけると思います」と苦笑いしていました。

(TOKYO FM「高橋みなみの『これから、何する?』」2020年3月23日(月)放送より)