【麒麟がくる】光秀の正室・煕子を演じる木村文乃 ハセヒロは「超ジェントル」

引用元:ENCOUNT
【麒麟がくる】光秀の正室・煕子を演じる木村文乃 ハセヒロは「超ジェントル」

 現在放送中のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で3月15日オンエアの第9回から、ついに主人公・明智光秀の正室となる女性・熙子が登場する。熙子役を熱演する木村文乃が、自身14年ぶりの出演となる大河ドラマへの意気込み、夫婦役を演じる長谷川博己とのエピソードを語った。

【画像】木村文乃が演じる可憐な光秀の正妻・熙子にうっとり

 デビューした2004年に大河ドラマ「功名が辻」でドラマ出演のキャリアをスタートさせた木村。「『功名が辻』は本当に初めてやらせていただいたドラマ作品のお仕事。学校に行こうと思ったら、マネージャーさんから電話がかかってきて、『今からちょっとNHKきて』と言われて。乗った電車を降りて、走って(NHKのある)渋谷に向かった思い出があります」と16年前の自身を懐かしんだ。

 これまでも、朝ドラ「だんだん」(08年)、「梅ちゃん先生」(12年)、土曜ドラマ「サギデカ」(19年)などでその存在感を発揮してきた木村は「そのときに起用してくださった方だったり、その後に朝ドラでご一緒させていただいた方々が今回は集まっているので、こうやって(大河に)帰ってこれて……というか、起用していただけて感慨深いものがありますね」とほほ笑んだ。

「麒麟がくる」では主人公の明智光秀の正室・煕子を演じる木村は「明るい人なので、悩みや問題があったとしても、ポジティブな言動をしていける人。演じていてすごく楽しい」と朗らかな表情で話し、撮影の充実ぶりをうかがわせた。劇中では光秀に対し帰蝶(川口春奈)、駒(門脇麦)が思いを寄せてきたが、第9回で登場する煕子が光秀の正室の座を射止めることになる。

 木村は「時代劇というと、『(女性は)三歩引いて』いうイメージですが、最初から(演出の)大原さんが『(熙子は光秀の)横です。横を歩いてください』と」と、熙子を演じる上で演出側からのリクエストがあったことを明かし、「帰蝶さんや駒ちゃんがいる中で、煕子が隣に選ばれる理由を考えたときに、『ちゃんと隣で同じものを見ることができる人でいよう』と思っています」と光秀が生涯をかけて愛し抜いた煕子の振る舞い方について語った。

 夫婦役を演じるのは2回目という光秀役・長谷川博己については「とにかく紳士ですね」とその絶賛。木村は「マイクをボタンで電源オンオフしていくんですけど、一緒のシーンが多いので、長谷川さんの後ろを歩いて(マイクの操作の)順番待ちをしているんです。そうすると、先に私のマイクをオフにしてから自分のをやってくださったり。超ジェントルです」と撮影中の”夫婦”エピソードも明かした。

「長谷川さんは人を緊張させたりする方ではない。その柔らかい雰囲気に乗って、明智家として本当に家族みたいに撮影できている」と話した木村演じる煕子が、光秀にどう寄り添い生きていくのか、注目だ。 ENCOUNT編集部