フジ系月9初の半年間ぶっ通し!上野樹里「朝顔」が帰ってくる

フジ系月9初の半年間ぶっ通し!上野樹里「朝顔」が帰ってくる

 昨年7月期にフジテレビ系月曜午後9時枠で人気を集めた女優、上野樹里(33)の主演連続ドラマ「監察医 朝顔」の続編が放送されることが7日、分かった。「監察医 朝顔2」(月曜後9・0)で、前作の好評を受けて同局月9枠では史上初となる今夏~秋の2クール(半年間)連続放送が決定。撮影は2月下旬~年内いっぱいと長丁場となるが、上野は「体調管理をしながら作品作りに没頭したい」と気合が入っている。

 法医学者と刑事という異色の父娘を描く感動のヒューマンドラマで、前作は全11話の平均視聴率で12・6%を記録。フジ看板枠“月9”で2年ぶりに全話2桁の視聴率を達成した人気作が壮大なスケールで帰ってくる。

 「監察医 朝顔」は主演の上野樹里演じる法医学者・朝顔と父でベテラン刑事・平(時任三郎、62)がさまざまな事件や遺体と対峙しながら生きる証しと向き合う物語だ。

 今作では朝顔の夫で平の同僚刑事・真也役の風間俊介(36)、朝顔の娘・つぐみ役の加藤柚凪(4)の家族が再集結。2月下旬に雪景色が広がる群馬県内でクランクインし、家族旅行の場面を撮影。雪を見るのは初めての加藤は寒さに負けず大はしゃぎで、スタッフからは「ほほえましくて本当の家族みたい」と声が上がった。

 前作は丁寧な日常生活の描写で家族の絆や人生の意味を問う作風が好評で、続編を望む声が多数寄せられていた。

 その熱い要望に応え、同局は異例の夏~秋の2クール連続放送を決定。33年の歴史があり、4月スタートの次回作「SUITS/スーツ2」まで計135作を放送してきた月9枠では初の2クールで、同局連ドラでは2009~10年の開局50周年記念「不毛地帯」(木曜午後10時枠)以来、10年ぶりとなる。

 撮影は年末まで予定。日本の美しい四季を背景に、長期撮影の利点を生かして心温まる交流やエピソードをより丁寧に描く。朝顔には東日本大震災で母を亡くした過去があるが、今作ではほかの災害にも向き合う。

 上野といえば、放送中のTBS系「テセウスの船」(日曜後9・0)での熱演が話題。11年のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」に主演したが、2クール連続放送の作品は初挑戦で、「再び(共演者やスタッフなど)皆さんと集まれることを幸せに思います」と感激しきり。「皆さんの生活に寄り添えるような、また皆さんが朝顔に寄り添ってくれるような、優しくて温かいドラマになればよいなと思います」と意欲をみせた。