虹コン、純情のアフィリア、仮面女子らが冬の野外ステージで熱狂ライブ【「IDOL CONTENT EXPO ~帰ってきた!冬の大無銭祭~」1日目レポート】

引用元:E-TALENTBANK

幕張の冬の風物詩としてすっかり定着した感のあるアイドルの合同ライブイベント「IDOL CONTENT EXPO @ イオンモール幕張新都心 supported by ダイキサウンド ~帰ってきた!冬の大無銭祭~」が11月30日と12月1日の2日間、イオンモール幕張新都心(千葉)にて開催された。

イオンモール幕張新都心での「IDOL CONTENT EXPO」では、野外ステージを利用して、朝の10時から夜の9時近くまでアイドルたちが次々とライブを行う。観客は完全無料でライブを楽しめ、アイドルファンの間で“太っ腹イベント”として人気を集めている。また、毎回、趣向を凝らしたオフィシャルグッズ(今回はミネストローネ)が用意されるのも楽しみの一つ。今回は2日間合わせて60組以上のアイドルたちが出演した。

初日となった30日、日差しが心地よい快晴となり、会場には開演前から多くのファンが詰めかけた。定刻の10時になると、トップバッターの「ASTROMATE」の6人がステージに登場。「ASTROMATE」は東京を拠点に全国で活動するロックアイドルで、「行くよ!」との掛け声でライブがスタート。

1曲目でエモさと壮大さを備えたサウンドの楽曲とダンスで会場を魅了。「声、出して行くよ!」と煽ってから始めた2曲目ではファンと一緒に振りを行い、会場に一体感を生み出した。

「ASTROMATE」はイオンモール幕張新都心での「IDOL CONTENT EXPO」には初登場。「野外だと夏のイメージがありますが、寒い中で汗をかくのも気持ちいいので、一緒に声を出して、手を振って、盛り上がって頂けたらと思います」とコメント。「ASTROMATEは2日間のトップバッターを務めさせて頂きます。IDOL CONTENT EXPOがどんどん盛り上がるようにみなさんと一緒に盛り上がっていきたいと思います!」と声を弾ませ、イベントの幕開けを彩った。

続いてライブを行ったのは「あそびダンジョン」。「大人になっても遊び心を忘れたくない」というコンセプトで活動するグループで、個性的な楽曲が特徴。メンバーたちが掛け声をあげながらステージに登壇すると、「動画のみ撮影可」のプレートが掲げられた。「IDOL CONTENT EXPO」では、動画・静止画の撮影に関してもその都度案内をしており、ファンたちは「あそびダンジョン」のパフォーマンスを動画に収めようとスマホなどで撮影を開始。「あそびダンジョン」は1曲目からノリノリのパフォーマンスを披露し、会場をさらに温めた。

昼の時間帯には、多彩なメンバーが活躍する福岡発ロック系アイドルユニット「青SHUN学園」が登場。「青SHUN学園」は、1曲目から「寒いから温めようぜ、会場を!」、「もっと行ける!」と呼びかけ、2曲目ではメンバーたちがステージぎりぎりまで前に出てファンを煽った。さらに、ラストの曲では、ステージから降りたメンバーたちが「真ん中、開けて!」と告げながらファンの中に入って行き、ファンと一緒に客席エリアでパフォーマンスを繰り広げた。

正統派美少女グループ「スリジエ:月組/星組/宙組/虹組/風組」は、ピンクのアクセントが入ったホワイトの衣装で登場。20人以上がステージをいっぱいに使って王道のアイドルソングを踊る姿は圧巻で、ファンはアイドルライブの醍醐味を堪能。

「スリジエ」は、3曲目に、ファンの間で人気の「クジラの眠る星空に」をパフォーマンス。同曲は、涙や希望、苦痛や光を併せ持つ人への想いを歌った楽曲で、2020年1月には「スリジエ」の選抜ユニット「cerisier」としてリリースされる初CDに収録される。

昼下がりの時間に会場を盛り上げたのは、「notall」、「神使轟く、激情の如く。」、「仮面女子:アリス十番/スチームガールズ/アーマーガールズ」の3組。

「世界のみんなと一緒に育てる、次世代型ソーシャルアイドル」がコンセプトの「notall」は、ステージに駆け上がると「こんにちは。notallです。盛り上がっていきましょう!」と呼びかけた。1曲目が終わると「みなさん温まりましたか? もっと温まりたいですか? 一緒に踊ってくれますか!」と会場を煽り、2曲目をスタート。「notall」は「IDOL CONTENT EXPO」ではお馴染みのグループだが、3人の新メンバーを加えて9月に始動した新体制では「IDOL CONTENT EXPO」初出演となり、大きな声援を浴びた。

「notall」の次は、“神激(しんげき)”の愛称で親しまれるアイドルとプログレッシブミクスチャーロックのハイブリッドグループ「神使轟く、激情の如く。」。グラビアで活躍するメンバーもおり、人気上昇中のグループだ。

長法被をはおった個性的なファッションで登場したメンバーたちはMCタイムを挟まずに、時間いっぱいを使ってノンストップでライブを敢行。ヘドバンあり、煽りあり、絶叫ありの熱いパフォーマンスが繰り広げられた。途中、「この曲は私たちだけでは未完成」、「(ファンの)声があって完成します」、「不器用な私たちが強く生きられるために歌おうぜ!」と呼びかける一幕も。

ファンから熱狂的な声援を浴びていたのは“最強の地下アイドル”と自負する「仮面女子:アリス十番/スチームガールズ/アーマーガールズ」。お馴染みのホッケーマスクを被ったスタイルで姿を見せ、5曲連続のパフォーマンスを披露。5曲目に夏ソング「全開☆ヒーロー」を披露して、冬の野外ステージの雰囲気を一気に真夏に変えた。

また、12月にグループからの卒業を控える人気メンバー・窪田美沙は、専用劇場以外の外部のライブステージに立つのは今回が最後。窪田は「いつもここでライブをさせて頂いていたので、最後がここでよかったなと思いました」と笑顔を見せた。

西の空が赤く染まる時間には、“3000年に一度の正統派アイドル”「SAY-LA」がステージに登場。「SAY-LA」は、2曲連続でパフォーマンスをし、3曲目に入る前には、「寒さを吹き飛ばすくらいSAY-LAと一緒に盛り上がって行きましょう!」と呼びかけ、ライブ後半に突入。ラストの楽曲はファンと一緒に盛り上がることができる「I LOVE YOU」で、ファンも熱狂。客席では、夕焼けの明かりの中にファンが掲げるペンライトの光が浮かび上がり、会場はますますの盛り上がりを見せた。

すっかり夜空となるがアイドルファンの熱気は冷める様子がなく、ステージに立ったのは「かみやど(ひらがなかみやど)」。「かみやど」は、人気グループ「神宿(かみやど)」の新メンバー・オーディションのファイナリスト6名で結成され、今年6月にデビューしたばかりのフレッシュなグループ。

「かみやど」は、ファンの手拍子に迎えられてステージに登場し、3曲連続でパフォーマンス。MCでは「盛り上がっていますが、続いての曲がラストになります。もっと盛り上がって行けますか? 声を出して行けますか!」と語りかけ、最後の曲として「はじまりの合図」を熱唱した。

「かみやど」のライブが終わると、「Luce Twinkle Wink☆(ルーチェ トゥインクル ウィンク)」、「マジカル・パンチライン」、「READY TO KISS」、「放課後プリンセス」、「愛乙女☆DOLL(ラブリードール)」、「純情のアフィリア」、「虹のコンキスタドール」という人気グループが立て続けに登場。

“輝く瞬間(とき)をトキメキに”をキャッチフレーズに活躍する「Luce Twinkle Wink☆」は、ホワイトの衣装で姿を見せ、1曲目から大声援を浴びた。4曲目の「Symphony」ではファンから大コールが沸き起こり、「Luce Twinkle Wink☆」が作り上げた熱狂の雰囲気のまま、「IDOL CONTENT EXPO」は一気にラストスパートに突入。

この日、ラストから3番目のグループは「愛乙女☆DOLL」。「いつでもあなたのお人形♪」がキャッチフレーズのグループで、側に置いておきたくなるようなキュートさと本格的ライブが特徴。「みんな行くよ!」とひと声かけてから1曲目をスタートし、冒頭からファンの熱い声援を浴びた。

会場のボルテージは上がる一方の中、MCでは、ニューシングル「未来航路」が日テレ系バラエティ番組「オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。」のエンディングテーマに採用されたことを改めて報告。3曲目にはその「未来航路」を披露し、パフォーマンスを終えると、「『未来航路』、浸透してきたよね」と笑顔。「最後まで盛り上がってくれますか!」と呼びかけ、ラストとなる4曲目を熱唱した。

続いては、2008年デビューの大御所「純情のアフィリア」。1曲目を終えると、「IDOL CONTENT EXPO、楽しんでいますか?撮影も可能ですので、たくさん写真を撮って、一緒に盛り上がってください」と告げ、2曲目をスタート。合計4曲を披露し、ラストへ繋げた。

1日目のトリを飾ったのは、“虹コン”こと自分たちが思う「かわいい!」や「好き!」を追い求めるインドア系の正統派アイドルグループ「虹のコンキスタドール」。スカートにパステルカラーを取り入れた華やかでキュートな衣装で登場し、11人で4曲連続のパフォーマンスをノンストップで披露。ラストの曲となる4曲目は人気曲の「トライアングル・ドリーマー」で、会場のボルテージが最高潮に。熱狂の中、「IDOL CONTENT EXPO」1日目が終了した。

株式会社イータレントバンク