「THE HENSHIN COMPLETE SELECTION MODIFICATION EXHIBITION VOL.1」前夜祭レポート

引用元:Impress Watch

 12月7日~8日にベルサール秋葉原で開催される、バンダイが主催する「仮面ライダー」シリーズの変身ベルトのイベント「THE HENSHIN COMPLETE SELECTION MODIFICATION EXHIBITION VOL.1」の前夜祭が、12月6日に同会場にて開催された。

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 この会場にて、大人のための「仮面ライダー」シリーズのなりきり玩具「COMPLETE SELECTION MODIFICATION」(以下、CSM)の最新アイテム「CSM キバットベルト」と「CSMタツロット」が発表となった。当日はゲストに「仮面ライダージオウ」の常磐ソウゴ役の奥野壮さん、「仮面ライダーゼロワン」の飛電或人役の高橋文哉さんが登場。変身ベルトについての思いを語るトークコーナーも設けられた。そのイベントの模様をレポートしよう。

 ライダーを演じる役者として、そして仮面ライダーを見て育った個人として、変身ベルトには愛着があるという奥野さんと高橋さん。「(変身ベルトは)1年以上、ともに戦ってきた戦友であり相棒」という奥野さんに対し、高橋さんは「どれだけ格好良く変身できるか、どう飛電或人であるべきかを考えるための研究道具」と、それぞれの変身ベルトに対する思いを語った。

 またこのイベントの開催にあたり、Twitterの「#MYBEST変身ベルト」のハッシュタグで募集した「思い出の変身ベルト」についてもコメント。奥野さんは一番好きな仮面ライダーという「仮面ライダーキバ」の「DXキバットベルト」だと語り、ベルトのキバットがしゃべっているのを見て、親にねだったそうだ。一方高橋さんが上げたのは「DXディケイドライバー」。10歳の頃にこれが自宅にあって、カードを入れると格好いい音と声が出ることに魅力を感じたと話している。

 ここでステージでは、CSMシリーズの最新アイテムが発表となった。発売が決定したのは「CSM キバットベルト」及び、「CSM タツロット」。奥野さんが一番好きと答えた、仮面ライダーキバの変身ベルトであり、披露されたサンプルを「凄い」と言いながらまじまじと見つめていた。

【COMPLETE SELECTION MODIFICATION キバットベルト&タツロット 告知映像】

 「CSM キバットベルト」は、キバットバットIII世本体と装着用のキバックル、変身前のキバットバットIII世を再現できる交換用アイパーツ、6種のフエッスルが付属。キバットバットIII世をキバックルに装着することで、仮面ライダーキバへの変身音と光るエフェクトが発動し、さらにフエッスルをセットすることで、フォームチェンジや必殺技のサウンドが発動する。

 さらにキバットバットIII世には「音声認識」、「無線通信」、「加速度センサー」の機能を内蔵し、話しかけるとセリフをしゃべる、別売りの「CSMタツロット」との無線連動による会話音の発生、手に持って動かすことで飛行音が出るといった機能を用意。劇中のBGM5曲や各種効果音も収録している。

 一方の「SCMタツロット」は、キバのエンペラーフォームに変身するためのアイテムで、こちらには専用台座、2種のフエッスル、「CSM キバットベルト」用の「エンペラーver.」のアイパーツが付属。「CSM キバットベルト」に「タツロットフエッスル」をセットすると、無線通信によりエンペラーフォームへの変身音が発生する。「CSM キバットベルト」と同様の機能を内蔵する。

 それぞれはもちろん、キバットバットIII世を演じた杉田智和さんと、タツロットを演じた石田彰さんによる録り下ろしの音声を収録している。価格は「CSM キバットベルト」が29,700円(税込、送料手数料別途)で2020年3月発送予定、「SCMタツロット」は価格は13,750円(税込、送料手数料別途)で、2020年4月発送予定で、それぞれ12月6日よりプレミアムバンダイにて受注が開始されている。

■ハイクオリティな変身ベルトが一堂に会す「THE HENSHIN COMPLETE SELECTION MODIFICATION EXHIBITION VOL.1」

 ここからは「THE HENSHIN COMPLETE SELECTION MODIFICATION EXHIBITION VOL.1」の内容について紹介しよう。

 ベルサール秋葉原の会場は3つのコーナーで変身ベルト玩具の展示が行なわれている。「歴代CSMシリーズ展示」のコーナーでは、過去に発売された変身ベルトのCSMシリーズを、作品のイメージに合わせたディスプレイで展示している。「CSM キバットベルト」及び、「CSM タツロット」も見ることができるのでチェックしてみたい。

 続いて「変身ベルトDXジクウドライバーができるまで」と銘打たれたコーナーでは、「仮面ライダージオウ」の変身ベルト「DXジクウドライバー」の開発・生産過程を展示。あまり披露される機会のない、開発中の変身ベルトや内部パーツ、パッケージのバリエーションなどを楽しめる。

 そして最後の「特別展示 変身ベルトの未来」では、現代の最新技術が搭載された「未来の変身ベルト」が展示されている。将来的にこれらの技術が導入された変身ベルトが発売されるかもしれない、という想定で、これまでの製品ではなかった3つの特別な機能を見ることができる。

 中でも注目はモーションセンサーを使った変身ベルトで、ステージ上のアクターの動きをベルトが読み取って、背後のスクリーンに変身のエフェクトが動画で映し出されるというもの。会場では仮面ライダーゼロワン ライジングホッパーへの変身シーンを再現している。

GAME Watch,稲元徹也