「劇場版ウルトラマンタイガ」ヒーロー大集結、井上祐貴ら無観客会見で見どころ熱弁

引用元:映画ナタリー
「劇場版ウルトラマンタイガ」ヒーロー大集結、井上祐貴ら無観客会見で見どころ熱弁

「劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス」のマスコミ会見が本日2月27日に東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの井上祐貴、諒太郎、吉永アユリ、七瀬公、監督の市野龍一らが登壇した。

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新型コロナウイルス感染防止のため、観客を入れずに“会見”として行われた本イベント。主人公・工藤ヒロユキ役の井上は「ウルトラマンを応援してくださっている皆さんが健康でいることが一番。僕らに課されているのは、この劇場版の魅力を存分に伝えることなので。今日お話ししたことを目にした方々に映画を観に行こうと思ってもらえればうれしいです」と心境を伝える。霧崎役の七瀬も「ウルトラマンは人の命を守る存在。この決断はウルトラマンとして当然のことをしたまでだと思います……とトレギアが言うっていう(笑)。今は七瀬公なので!」と、悪のウルトラマン・ウルトラマントレギアの人間態という役柄に反してファンへの思いを口にした。

本作はテレビシリーズの半年後から物語が始まる。市野が「劇場版ではウルトラマンタイガの危機をお父さん(ウルトラマンタロウ)が救いにやってきますが……途中で具合が悪くなってしまう(笑)」とネタバレを気にしながらストーリーを説明すると、キャスト陣は「(タロウが)闇堕ちすることは言って大丈夫です!」とフォロー。市野は安心しながら「タイガとタロウが戦うことになってしまいますが、父と子の絆にまつわる話へつながっていきます。同時にトレギアとタロウの関係も匂わせていたり、ニュージェネレーションのヒーローたちがタイガの助太刀にやって来たり。見どころ満載、おなかいっぱいでございます!」と作品を大いにアピールする。

見どころを聞かれると、七瀬は「どうかエンドロールを観て帰ってほしい。小野大輔さんの主題歌『ドラマティック』も相まって泣く人がいるんじゃないかと思います」と回答。宗谷ホマレ役の諒太郎は「ドラマパートの最終回あたりで重要なことが明らかになって。劇場版はその延長線として、みんなの秘密が暴かれたうえでの関係性になっています」、旭川ピリカ役の吉永は「アクションシーンと特撮シーンは、映画館で観ると家のテレビやスマホとは迫力が全然違う!」とそれぞれ語る。

また劇場版を観るにあたり、井上は“おさらい”としてテレビシリーズ2話の変身シーンを見返してほしいと伝える。「当時はヒロユキも“井上”もまだ変身に慣れてなくて。変身するとき、思わず『僕がヒロユキを助ける!』と言ってしまいました」と裏話を明かすと、市野から「なんでNGかしばらく気付いてなかったよね(笑)」とツッコまれた。

会見の後半には、サプライズでニュージェネの11ヒーローが集結。ウルトラマンギンガからウルトラマンタイガまでずらりと並ぶ中、劇場版で新たに変身するウルトラマンレイガも登場し、井上とがっちり握手を交わした。さらにウルトラマントレギアとウルトラマンタイガも会場に現れて不穏な空気がただようところに、急遽登壇の決まった根岸拓哉が「仲良くやろうよ」と言いながら姿を見せた。

7年にわたり展開されてきたニュージェネシリーズの初代・ウルトラマンギンガ / 礼堂ヒカル役の根岸は「集大成としての映画に参加できて、みんなと変身できてうれしい」と喜びをあふれさせる。七瀬は「アクションシーンで(根岸の)脚が長すぎて、一発やられました。如意棒みたいに伸びてきて(笑)」と体をさする場面も。最後に井上は「このような形になってしまいましたが、これが正解だったと信じて」と改めて述べ、「このメンバーが1つの画面の中で変身して飛び回るというだけでも大迫力なので劇場で楽しんでいただけたら」と呼びかけた。

「劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス」は3月6日より全国ロードショー。なお本日の会見の模様は、ウルトラマンYouTube公式チャンネルで後日配信される。

(c)劇場版ウルトラマンタイガ製作委員会