覚醒剤逮捕から10年…酒井法子“新恋人”と熱愛発覚までの足跡

「のりピー」こと歌手の酒井法子(48)が、東証1部上場企業の専務取締役との交際を週刊文春に報じられた。お相手は49歳の独身。酒井のファンで知人の紹介から親しくなったそうで、同誌は新橋のオフィス街や銀座でのデート中、タクシーの車内で甲斐甲斐しくマフラーを掛け直す酒井の姿を伝えている。酒井は酔った時に「いつか結婚できればいいな」などと、再婚に前向きなコメントを知人にしているそうだ。

 1980年代のアイドルとして知られ、95年には「碧いうさぎ」で紅白歌合戦出場。ドラマ「星の金貨」など女優としても活躍するほか、アパレルブランドをプロデュースしたり、日中文化親善大使に抜擢されたりしていたが、2009年に夫だった自称プロサーファーの男と覚醒剤取締法違反で逮捕され、暗転。警察の任意同行を拒否しての逃走、失踪劇は大騒動となった。

 東京地裁での刑事裁判では「夫と離婚して覚醒剤を断ち切りたい」「芸能界を引退し、介護の仕事をやりたい」などとし、執行猶予3年の有罪判決が下ると、大学の介護福祉コースに入学、夫とも離婚調停を経て離婚し、1998年生まれの長男を女手ひとつで育ててきた。

■覚醒剤逮捕から10年

「薬物事件によって生じた映画やCMの違約金約5億円をサンミュージックが肩代わりしたという話もありましたが、事務所を解雇されてしばらくは仕事を選ばず、割のいいパチンコ店をまわる営業までこなしていました。私生活ではたくさんのママ友に囲まれ、PTAをやったり、運動会に出たりしていた。買い物に自転車を走らせたりして、とにかく生活を立て直し、必死に生きている印象でした」と、マスコミ関係者は振り返る。

 2012年11月に執行猶予期間が満了すると、記者会見で芸能界復帰を発表。デビュー30周年記念コンサートを行った際は「もう歌を歌えることはないと思った。自分の中では奇跡です」と、涙ぐんだ。その後も事件の余波でテレビの地上波への出演はNGだったが、中華圏では「モンスター美魔女」などと称され、全盛期の山口百恵さんに次ぐほどの人気があり、香港など海外コンサートをしていく。

 熱愛報道は、1993年に写真誌に報じられた、脚本家の野島伸司氏から3回目である。

「当時は勝ち気で、ちょっと怖いようなところがありましたけど、今回の報道での酒井さんはおだやかで、服装も普通になり、落ち着いたんだなあという印象です」と、当時取材したスポーツ紙芸能デスクは言うのだ。

 事件から10年。のりピーももうすぐ50歳のアラフィフだ。

「一人息子も成人したことで肩の荷が下りたところなのでは。最近は一般ジムのダンススクールにも顔バレを気にすることなく通っています」(マスコミ関係者)

 天国から地獄に落ちた碧いうさぎ。10年に及んだ贖罪が報われたようだ。