【ズームUPエンタ!!】清野菜名が日テレ系TVドラマで謎の仮面「ミスパンダ」と“心・技・体”にわたる変幻ぶりに挑戦!

引用元:スポーツ報知
【ズームUPエンタ!!】清野菜名が日テレ系TVドラマで謎の仮面「ミスパンダ」と“心・技・体”にわたる変幻ぶりに挑戦!

 女優・清野菜名(25)が、放送中の日本テレビ系ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」(日曜・後10時30分)で多彩な表情を見せている。ヒロイン・川田レンと双子の妹リコ、そして謎の仮面「ミスパンダ」と“心・技・体”にわたる変幻ぶりに挑戦。「3役、全部ひとりの体の中で生きているんですが、キャラクターとしては正反対。同時期に役作りをして貴重な経験が積め、演技の幅や引き出しができ、強くなれた気がします」と成長を実感している。(筒井 政也)

 放送開始から1か月がたったシニカルミステリー、通称「シロクロ」(全10話)。第6話までで、ネガティブな囲碁棋士・レンの中身は、双子の妹リコだったことが判明。また、レンが憧れる「メンタリストN」こと直輝(W主演・横浜流星)に催眠をかけられて豹変し、世の中のグレーゾーンに切り込むマスクウーマン「ミスパンダ」も、誕生の秘密が明かされようとしている。

 清野自身、役柄の運命を聞かされていない。「第10話に向かって、ひっくり返りの連続。私もすごく気になります。毎回、台本を読んだ後に『次、どうなっちゃうの?』って。一気に知りたい。むずがゆい。早く教えてください!(笑い)」

 演じ分けも大変だ。心の闇を抱えるレンは「やっていて重たい」一方、「楽に演じられる」のがミスパンダ。軽妙かつ躍動感のあるキャラクターが、目を引き付ける。「物語の内容は結構ハードなんですが、小さい子たちが割と見てくれているようです。キャッチーで、真似したくなるようなコミカルなヒーローになっているのかな」。勧善懲悪の特撮ドラマのように、少年少女を夢中にさせる熱量がミスパンダにはある。

 縦横無尽に暴れ回るアクションはスタントなし。昼ドラ「トットちゃん!」(17年)や朝ドラ「半分、青い。」(18年)で清野を知った視聴者には驚きとともに新鮮に映るはずだ。得意技は、体を地面と平行に横回転する蹴り技・バタフライツイスト(番組公式HP「ストーリー」→「バックナンバー♯1」で視聴可)。「履歴書に書いてもいいぐらい」と胸を張った。

 高校時代にホラー映画「バイオハザード」でミラ・ジョヴォヴィッチが演じたアリスに憧れ、アクション養成所へ。「単純に、この女性のようにカッコよく強くなりたいな、と」。そこで培った経験が武器となり、アクションもできる女優として稀有な存在感を示している。「今、そこを目指している方が多いんです。でも…譲れないですね(笑い)」

 素顔は自称「明るいネガティブ」。失敗する怖さがあるからこそ、自分に打ち勝つ努力を怠らない。「自信を持ってアクションをするには、それなりの練習も必要。毎回『完璧にできる』という気持ちになるまで練習して挑む。なんだかスポーツ選手みたい?(苦笑)」

 ミスパンダの使命と同様、白黒ハッキリさせたいタイプで「あやふやにされるのは一番嫌」。それだけに、自分もしっかりと足を地につけなければいけない。「常に自信がないので、作品ごとに自分の足らなさを痛感します。でも、そのたびにちゃんと、迷った先のゴールまでたどり着きたい。迷ったからって『ま、いいか』じゃなく『何が違ったんだろう?』と学びながら進んでいけたらいいなと思います」

 ◆清野 菜名(せいの・なな) 1994年10月14日生まれ。25歳。愛知県出身。高校進学に合わせて上京。07年、ファッション誌「ピチレモン」のオーディションを経て専属モデルに。同誌卒業後は女優として活動し、14年の映画「TOKYO TRIBE」のヒロインで注目を集める。名前の中に「野菜」があるが「好きなのはオクラ。ネバネバがいい」。出演した日テレ系ドラマの映画化「今日から俺は! 劇場版」が7月17日公開。スタジオジブリアニメの実写版映画「耳をすませば」が9月18日に封切られる。身長160センチ、3サイズB81・W60・H81センチ。

 ◇23日放送・第7話あっらすじ 放火事件で亡くなった一卵性双生児の妹・レンとして生きていたリコ(清野)は、眠っていたリコ自身の意識を取り戻すが、自分がパンダの姿をしている事情が理解できない。“飼育員さん”こと精神医学生・直輝(横浜流星)は、彼女にミスパンダが生まれた経緯を明かす。一方、テレビディレクターの神代(要潤)は、8年前に後輩・あずさ(白石聖)が“コアラ男”に誘拐された事件を調べていた。当時、事件を捜査していた刑事は直輝の父・哲也(田中圭)だった。 報知新聞社