笠原メイを演じる門脇麦「ついにいろんなピースがハマったなという感覚」　村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』舞台最終稽古

　村上春樹さん（71）の世界的代表作を舞台化した「ねじまき鳥クロニクル」の最終稽古が10日、東京都豊島区の東京芸術劇場プレイハウスで行われた。

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　主人公・岡田トオルを成河（38）と渡辺大知（29）が2人で演じるのを始め、アイデアに富んだ翻案設定はあるが、間宮中尉の戦争体験パートは吹越充（54）の18分間の長ぜりふで表現されるなど、演出・美術・振り付けのインバル・ピントによる意欲的な作品となっている。

　笠原メイを演じる門脇麦（28）は「劇場に入って、これまで稽古場でつくってきたものに、美術や照明すべてが加わって、やっとインバルの脳みその中が分かってきました。ついにいろんなピースがハマったなという感覚」と開演が待ち遠しい様子だった。

　11日から3月1日まで同所で。その後、愛知などでツアー公演を行う。