体操元ジュニア女王 静岡朝日テレビ中野結香アナ

引用元:日刊スポーツ
体操元ジュニア女王 静岡朝日テレビ中野結香アナ

体操の元ジュニア女王が、お茶の間に笑顔を届ける。静岡朝日テレビに先月入社した中野結香アナウンサー(24=島田市出身)がこのほど、日刊スポーツ静岡支局を訪れた。常葉学園中3年時の2010年全日本ジュニア選手権で初優勝。その後の負傷で体操は断念したが、アナウンサーになるという長年の夢をかなえた。体操を始めたきっかけから今後の目標まで、大いに語ってもらった。

-体操を始めたきっかけは

中野アナ 体操一家でした。父方の祖父と母親が経験者で、親子3代。私は3歳で始めました。小学生の時は、2つ上の姉と一緒に、体操の大会に出ていました。

-ジュニアの体操日本一になった後、高校で体操をやめたんですね

中野 高校2年まで続けましたが、腰と右足の痛みが引きませんでした。大学時代には、体操教室でアルバイトをしていました。

-大学では、大食いで知られたそうで

中野 大学1年の時、牛丼店を3軒はしごしました。並の牛丼を3杯、食べました。その時の様子をツイッターに載せたら、「フードファイターだね」と言われるようになりました。

-アナウンサーを志したきっかけは

中野 小学3年の時、テレビ朝日の富川悠太アナウンサーが私を取材してくれました。がむしゃらな姿に引かれました。平均台の上でジャンプしたり、一生懸命伝えようとする姿が格好良かった。私も伝える立場になりたいと思いました。

-大学卒業後は、出版社に就職したんですね

中野 書籍のPRを担当していました。それでもアナウンサーの夢をあきらめきれなくて、静岡で入社試験を受け直しました。

-静岡朝日テレビに入社して1カ月ですね

中野 発声練習を必死にやっています。今後は、スポーツを取材したいです。体操の経験を生かして、いろんな選手の素顔とか伝えたいです。先輩の森直美アナのように、温かみがあって、穏やかな雰囲気のアナウンサーになりたいです。

-最後に読者へメッセージを

中野 平均台の演技のように、真っすぐ1本、芯の通ったアナウンサーになれるように頑張ります。応援してください。【聞き手・柴田寛人】

◆中野結香(なかの・ゆか)1995年(平7)12月27日、島田市生まれ。静岡市の水鳥体操館で3歳から指導を受ける。2010年8月の全日本ジュニア選手権女子Aクラス(小5~中3)で初優勝。同月の全国中学校体育大会女子個人総合15位。常葉学園中-常葉学園高-早大社会科学部。18年4月に都内の出版社に入社したが、昨年のアナウンサー試験に再度挑戦。先月1日付で静岡朝日テレビに入社した。