圭太を待っていたのは由貴子「10の秘密」第4話

引用元:日刊スポーツ
圭太を待っていたのは由貴子「10の秘密」第4話

俳優向井理(37)主演のフジテレビ系連続ドラマ「10の秘密」(火曜午後9時)の第4話が4日、放送される。

白河圭太(向井)は14歳の娘・瞳(山田杏奈)と2人で暮らす建築確認検査員。9年前、弁護士で上昇志向の強い元妻・仙台由貴子(仲間由紀恵)が家を出て行って以来、シングルファーザーとして奮闘しながら娘と良好な関係を築いてきた。だが、その娘が誘拐されたことから事件が始まる。そして、その事件は10年前の火事にまでさかのぼる。

瞳(山田)を誘拐した実行犯・二本松謙一を演じているのが遠藤雄弥(32)だ娘を誘拐されたはずの由貴子(仲間)と行動を共にしている。「物語の展開に非常にびっくりするんですよね。『ココとココがこうなっていたんだ』というパズルが少しずつ埋まっていくような感覚です。僕も視聴者の皆さんと同じ立場で、この『10の秘密』という作品を捉えているところがありますので、演じる上では、先取りしないようにしています。例えば3話の瞳を受け渡すシーンでしたら、二本松が由貴子とつながっていることは感じさせない芝居をしたり。後に、2人はつながっていることが分かりますが、あくまでもその時の視聴者の目線に立って演じ、少し奥行きを出してやることによってお客さんが楽しんでもらえるような、一つの駒になれたらいいと思っています。そこは意識しています」。

第4話では、娘を取りも出した圭太(向井)が賄賂を受け取っていたことがばれて懲戒解雇処分になる。「うわうわ! どういう風になるんだろうっていう、なかなかうまくいかない圭太の家族関係が印象的です。10年前の火事の秘密が、また少し明らかになるところも見どころですが、もう一つの見どころは、バラバラになっている圭太の家族が今後どうなっていくのかだと思うんです。それが第4話では垣間見えるんです。ついに圭太と由貴子と瞳が家の中で三つどもえになって、家族が違う形で、再会するシーンがありますので、まさに作品の岐路に立つような回だと思います」と話している。

第4話では、賄賂を受け取っていたことが発覚して会社を解雇され、後がなくなった圭太(向井)は、帝東建設の不正の事実をつかみ、社長の長沼(佐野史郎)に取引を持ち掛ける。父親が無職になったことなど知るよしもない瞳(山田)は、音楽仲間でジャズバーでピアノを弾いている音大生の伊達翼(松村北斗)を訪ねる。そして圭太から10年前の火事について話を聞くことができたとうれしそうに報告する。

圭太は、それまで瞳を誘拐したのは由貴子(仲間)とトラブルを起こした帝東建設の人間だと思っていた。だが、由貴子の恋人で、帝東建設社員の宇都宮竜二(渡部篤郎)のある言葉がきっかけで、犯人は別にいるのではないかと考え始める。

そんななか、圭太の家を訪ねた母親の純子(名取裕子)は、意外な人物と出くわす。純子からの電話を受け、圭太が急いで家に帰ると、そこで待っていたのは由貴子だった。由貴子が圭太の家に忍び込んだ目的とは…。