福は内! 鬼は外! 全国で節分祭が開催

引用元:ぴあ
福は内! 鬼は外! 全国で節分祭が開催

本日2月3日は節分の日。全国各地で節分祭や豆まきが開催される。

大豆を炒った福豆を年齢の数だけ食べたり、鬼のお面や玄関にむかって豆をまき“福は内! 鬼は外!”と声をあげた経験のある人は多いのではないだろうか? 節分は多くの場合(例外あり)2月3日に行われ、鬼が生じる季節の変わり目に、様々な行事を行って、鬼や邪気をはらう。

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全国各地の神社や寺では節分祭・節分会(せつぶんえ)と呼ばれる行事が開催される。関東エリアでは成田山の節分祭が有名で、毎年多くの著名人が豆まきに参加。全長150メートルにもおよぶ舞台の上から豆をまき、難を追い払い、福を招く。

また、関西エリアでは大阪にある住吉大社の節分祭や、奈良の春日大社が多くの人を集める。春日大社では境内にある約3000基の燈籠のすべて火を入れる“節分万燈籠”が18時頃からスタート。また奈良では東大寺でも豆まきが行われ、毎年多くの人を集めている。

中部地方でも節分にまつわる行事が数多く予定されており、大須観音(北野山真福寺宝生院)や、名古屋市で最も古い木造建築物がある荒子観音(観音寺)では豆まきを行う予定。また、浜名湖畔にある遊園地・浜名湖パルパルでは小学生以下を対象にした豆まき大会が開催される。

ちなみに節分に販売される恵方巻は関西発祥と言われており、2000年代以降に全国に広がった比較的あたらしい風習だ。彩り豊かで美味しい太巻き寿司を食べるのは楽しいが、地域によってはイワシを焼いて食べたり、お蕎麦、麦飯、とろろ汁、ナマコ、水菜を食べることもある。また“渡辺と坂田の苗字の人は豆まきをしなくても良い”や“豆をまくのではなく家々をまわって豆を集める”など独自の風習が根付いている地域もあるようだ。

もちろんどのエリアも基本にあるのは、邪気を払って、無病息災で過ごせるように願うこと。今年も多くの人たちが季節の変わり目に様々な方法で節分の行事を楽しむことになりそうだ。