ユーミン 40回目の苗場で五輪代表にエール!“勝利の女神”新曲初披露

ユーミン 40回目の苗場で五輪代表にエール!“勝利の女神”新曲初披露

 松任谷由実(66)の冬の恒例公演「SURF&SNOW in Naeba」(19日まで10公演)が2日、新潟・苗場プリンスホテルで開幕した。

 今年で40回を迎え、ステージには「40th」とかたどられた巨大セット。銀世界をイメージしたシルバーのロングドレス姿で「40周年おめでとう」と自ら祝福。例年はアンコールで歌うことが多い「BLIZZARD」でスタートした。

 「ただ単にスキーがやりたい口実で企画して、実現しちゃったのがこのライブ。気付けば40年もたった。サラリーマンなら新入社員が定年になっていますよ」

 偶然にも五輪イヤーに節目を迎えた。日本代表に届けとばかりに、ギリシャ神話に登場する勝利の女神「ニーケー」をテーマに作詞作曲した新曲「NIKE(ニーキ)」(発売未定)をライブで初披露。東京五輪では7人制ラグビーとサーフィンが注目の競技といい「見に行って応援したい」とエール。「家のごく近くが米国の選手村になるみたい。東京にイベントが来てるっていうのを日常で感じられるのが楽しみ」と期待した。

 今秋に39枚目のアルバム(タイトル未定)を発売することも決定した。収録曲の一部は五輪開催中(7月24日~8月9日)に制作するため「きっと(五輪の)影響を受ける。どこかスポーティーな薫りが入る作品になるはず」と予告した。

 昨年のNHK紅白歌合戦では、ラグビーをテーマにした「ノーサイド」を、W杯日本代表とコラボして歌い話題となった。日本中を感動させた名曲に負けないスポーツソングが今年誕生する可能性もありそうだ。

《苗場公演の歩み》

 ▼81年 3月11、12両日、苗場プリンスホテル内のレストランで初めて開催。動員数は約270人

 ▼85年 観客の求めに応じて即興で持ち歌を歌う「リクエストコーナー」がスタート

 ▼92年 91年12月に新設されたホテル内のイベントスペース「ブリザーディウム」で開催。ユーミンが命名。現在も会場となっている

 ▼08年 苗場スキー場のゲレンデでフリーライブ。12年まで5年連続で実施

 ▼14年 豪雪のため初の公演延期。すでに集まっていた約120人のためにホテル内のラウンジで歌い、後日振り替え公演を開催