綾野剛×松田龍平『影裏』意味深ワード満載の新予告公開

綾野剛×松田龍平『影裏』意味深ワード満載の新予告公開

 『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督が綾野剛、松田龍平らと組んだ映画『影裏』(読み:えいり 2月14日公開)の約3分にわたる新たな予告編が公開。主人公・今野(綾野)が、突然失踪した同い年の同僚・日浅(松田)の意外な顔を知っていくミステリーのほか、大友監督、綾野、松田が登壇した海南島国際映画祭での熱狂の様子などが見られる。

【動画】『影裏』ロングバージョン予告編

 沼田真佑の第157回芥川賞受賞作に基づく本作。綾野が会社の転勤をきっかけに全てを捨てるように岩手・盛岡に移り住んだ今野に、松田がその親友となり、やがて失踪する謎めいた日浅にふんする。本作は昨年12月に開催された第2回海南島国際映画祭(中国)のコンペティション部門に出品され、松田がベストアクター賞を受賞。國村隼、筒井真理子、中村倫也、永島暎子、安田顕らが脇を固める。 新予告は、今野と日浅がザクロの実を分け合う場面からスタート。そこから2人が出会い、酒を酌み交わし、釣りに興じて親睦を深めていく和やかな場面が、盛岡の美しい自然の中に映し出される。しかし、中盤では今野が同僚の女性から、日浅が「死んじゃったかもしれない」と聞かされ、姿を消した日浅の関係者たちから不穏な言葉が次々と飛び出す。 終盤には、日浅と今野がもみ合う様子や、日浅の「知った気になるな。お前が見ているのはほんの一瞬光が当たった所だってこと。人を見るときはその裏っかわ。影の一番濃い所を見るんだよ」といった意味深な言葉もあり、揺れ動く2人の関係がうかがえる。(編集部・石井百合子)