100個先行販売の『宇宙カタン』や新作マーダーミステリーなど、魅力的なアナログゲームが続々登場!「ゲームマーケット2019秋」をレポート!

引用元:インサイド

2019年11月23日(土)と24日(日)、東京ビックサイトにて、アナログゲームの祭典「ゲームマーケット2019秋」が開催されました。23日は16,300人、24日は13,000人、合計29,300人と、多くの来場者数を記録しています。

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10時から17時の開催でしたが、昼以降になると、どのエリアの試遊スペースもほぼ満席状態。試遊するには事前予約をする必要があったりと、常に大きな賑わいを見せていました。本稿では、企業ブースを中心に、「ゲームマーケット2019秋」の模様をお届けします!

●ジーピー
『宇宙カタン』が100個先行販売されるということもあり、ゲームマーケット開場直後にジーピーブース向かった人も多いはず。かなりの大箱にも関わらず、販売開始してすぐに『宇宙カタン』は売り切れてしまうほどの盛況ぶりでした。

また、ジーピーブースでは、新作の脱出ゲーム『エスケープルーム ザ・ゲーム』も販売。コンポーネントとして、爆弾の存在を連想させるような時限装置の模型が封入されています。試遊コーナーでは「CAUTION」の文字が印刷されたテープが張り巡らせてあるなど、凝った演出が印象的でした。

●アークライト
アークライトのブースでは、事業家となって産業施設を建設するボードゲーム『ブラス』(2007年)のリメイクである『ブラス:ランカシャー 完全日本語版』や、その新作マップ版の『ブラス:バーミンガム 完全日本語版』など、今後発売予定の新作ボードゲームのコンポーネントを展示。

特に、プレイヤー全員が「暗闇メガネ」をかけ、何も見えない状態で殺人鬼からの脱出を目指すゲーム『ニュクトフォビア 完全日本語版』は、見た目のインパクトが抜群でした。

●オインクゲームズ
爽やかな水色のバルーンが目印の、「オインクゲームズ」ブース。『海底探険』や『エセ芸術家ニューヨークへ行く』でお馴染みのゲームデザイナー・佐々木隼氏の新作『ファフニル』が発売とあって、こちらのブースも大変な人気ぶり。

以前に発売された『ナインタイルパニック』や『がんめんマン』、『ダンジョンオブマンダム エイト』といった様々なゲームの試遊スペースも設置されていました。

また、『海底探険』のオリジナル駒が制作できるコーナーも展開。他にもゲーム購入者に手のひらサイズの『海底探険』ぬいぐるみがプレゼントされるなど、様々な企画が用意されていました。

●MAGI
美少女キャラクターの可愛いイラストととは裏腹に、妨害要素モリモリのゲーム要素が話題の「まじかる☆ベーカリー」シリーズ。その最新作『まじかる☆ベーカリー~叛逆の魔法少女~』が発売されるということで、ゲームマーケット開場直後から、MAGIブースには多くの人だかりができていました。

ブースでは他にもオリジナルリバーシブルバックのプレゼントや、新作『ニャーメンズ』の撮影スポットが展示。twitterで募集されていた作品への“黒い声援”と“白い声援”のパネルが飾られているなど、見どころ盛りだくさんでした。

●itten
『TOKYO HIGHWAY』の巨大模型が注目を集め居ていた、ittenブース。『TOKYO HIGHWAY CARS & BUILDINGS』の拡張ルールが販売される他、卵の黄身を落としてベストなポジションを狙う『ナイスエッグ』、ストローから水滴を河童のお皿にこぼさないように落としていく『カッパ兄弟』といった、アクション性の強いボードゲームが販売されていました。

●DOMINA
美麗なイラストと、高いゲーム性が人気のDOMINA作品。『Blade Rondo』第4弾となる『Frost Veil(フロストヴェイル)』と、完全新作の『Margot(マーゴット)』が発売されるとあって、ブースの前にはかなりの行列が。

ゲームを購入した人には、先着でオリジナルカレンダーがプレゼントされるなど、ファンにとってうれしい特典も用意されていました。

●ディライトワークス
2018年秋に登場した『CHAINsomnia~アクマの城と子どもたち~』に続き、ディライトワークス新入社員が企画・開発したボードゲーム第2弾『シブヤ ストラグル』が登場。本作品はゲームデザイナー・カナイセイジ氏と、JELLY JELLY CAFE代表・白坂翔氏が監修を担当しています。

本作はギャングをテーマとした中量級のボードゲームで、躍動感あふれるスタイリッシュなイラストが魅力。試遊スペースはもちろん、カナイ氏や白坂氏が登壇するトークイベントも開催されていました。

なお、本作は編集部で体験会に参加しており、プレイレポートは下記となります。
・ディライトワークスの新作ボードゲーム『シブヤ ストラグル』体験レポ―手頃なボリュームとプレイするたびに上手くなれる作りが魅力に

●Moaideas Game Design
「Moaideas Game Design」ブースでは、昨今話題となっている「マーダーミステリー」パネルトークショーが展開。会場にはディアシュピールの川口正志氏、Moaideas Game Designのアフォン氏、人狼倶楽部の江波翔太郎氏が登壇し、マーダーミステリーの今後の展開について語られました。

また、「Moaideas Game Design」は新作マーダーミステリー『加速する闇』を、2020年春に発売予定。本作のシナリオは、朱鷺田祐介氏が担当しています。

「ゲームマーケット2019秋」では他にも、プレイヤー全員が「ウホッ」しか喋れない人狼ゲーム『ゴリラ人狼』や、優秀作品賞を受賞した『FILLIT』など、様々な魅力溢れるアナログゲームが登場。会場はイベント終了時間まで、大きな賑わいを見せていました。

次の開催は「ゲームマーケット2020大阪」。インテックス大阪 4,5号館にて、2020年3月8日(日)の開催を予定しています。