1246曲の頂点はHKT「ロマンティック病」今年も大盛況の“AKBリクアワ”を徹底リポート

引用元:ENCOUNT
1246曲の頂点はHKT「ロマンティック病」今年も大盛況の“AKBリクアワ”を徹底リポート

 AKB48の恒例イベント「リクエストアワー」の2日目が20日に、TOKYO DOME CITY HALLで開催中の「AKBグループ 2020TDCライブ祭り」で行われ、25位から1位までの楽曲が発表された。
「リクエストアワー」は、48グループの人気曲をファンの投票によってランキング化、カウントダウン形式で発表する“楽曲の総選挙”。今年は「セットリストベスト50」として行われ、2日目となったこの日は上位25位から1位までの楽曲がお披露目された。

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 25位にランクインしたAKB48の「涙の表面張力」でスタート。岡田奈々、向井地美音のユニットオリジナルメンバーに茂木忍、村山彩希を加えた4人がモノクロの衣装に身を包んで登場し、ダンスナンバーで会場を盛り上げた。続いて24位ではSKE48・松井珠理奈のソロ曲「赤いピンヒールとプロフェッサー」がランクイン。会場後方のステージから、真っ赤なドレスに身を包んで登場し、バックダンサーを従えながら妖艶なパフォーマンスで魅力した。

 この日はコンサートの様子を生配信するカメラも入っており、MCではメンバーが「皆さん見てますかー?」と会場以外でもコンサートを楽しむファンに向けてもアピール。23位に入った「Vacancy」のセンターを務めた現役青学生のSKE48・惣田紗莉渚は「センター試験は終わりましたけど、本番はこれから。受験生のみなさん頑張ってください」と優等生らしく受験生にエールを送った。

 人気楽曲が次々と披露される中、16位にAKB48の「桜色の空の下で」がランクイン。現役最後の1期生で、今春に卒業コンサートを行う峯岸みなみがセンターで歌唱し、制服姿でしっとりと歌い上げた。しかし緊張のあまり歌詞を間違えたことを後のMCコーナーで暴露され、峯岸は「すみません」と謝罪。それでも「自分のパフォーマンスだけではなく、ひな壇から見るみんながキラキラしていて、『AKBっていいな』と思いました」と最後のリクアワの景色を目に焼き付けていた。

 1位の大本命と目されていたAKB48チーム8の「47の素敵な街へ」が3位でビジョンに掲示されると、ファンからは悲鳴とも歓声ともとれるコールが沸き起こった。東京代表でチームAと兼任している小栗有以は「みんなで素敵な景色を見れて本当に嬉しい。投票してくださったみなさん本当にありがとうございました!」と元気いっぱいに挨拶した。2位にはNGT48の研究生が歌う「今日は負けでもいい」がランクイン。NGT研究生のパフォーマンスでは、ひな壇でその様子を見守っていたNGTメンバーの中には涙を流すメンバーもいた。「去年は13位だったので、ランクアップしてびっくりしています。この機会にNGT研究生のことを知ってもらえるとうれしい」とメンバーを代表して安藤千伽奈が挨拶をすると、会場からは割れんばかりの拍手が送られた。

 そして、1位にはHKT48の「ロマンティック病」が輝き、田中美久、松岡はな、田島芽瑠が登場。トロッコに乗ってスタンド全体に手を振りながらファンの声援に応えた。HKTの楽曲が1位を獲得するのは初めてで、田中は「美久にとって大切なこの歌が、みなさんにとって大切な歌になっていたら嬉しいです!」と喜びを爆発させた。

 アンコールでは3月18日にAKB47の57枚目のシングルが発売されることがサプライズ発表され、会場のボルテージは最高潮に。チーム4の山内瑞葵がシングル表題曲の初センターを務めることもあわせて発表されると、山内は思わず手で顔を覆って号泣。「今の状況が全く理解できていなくて、震えが止まらない」と驚いた表情を見せながらも、「選ばれたからには、私らしく前向きに、AKBを見てもらえるように頑張りたいです!」と15年目を迎えるAKBの新たな顔としての決意を語り、2日間で約4000人を動員したグループの一大イベントは大団円で幕を閉じた。 ENCOUNT編集部