アニー賞で「天気の子」監督賞含む4部門ノミネート、日本から若おかみ&プロメアも

引用元:映画ナタリー

第47回アニー賞のノミネート作品が発表され、日本から「天気の子」がインディペンデント作品賞を含む4部門でノミネートを果たした。

【写真】「アナと雪の女王2」 (c)2019 Disney. All Rights Reserved.(メディアギャラリー他4件)

1972年に設立された“アニメーション界のアカデミー賞”と称される同賞。長編作品賞には現在公開中のディズニーアニメ「アナと雪の女王2」をはじめ、Netflixで配信中の「クロース」、12月20日に封切りを控える「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」、7月に公開された「トイ・ストーリー4」などが並んだ。ストップモーションアニメ「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」で知られる制作会社スタジオライカの新作「Missing Link(原題)」もノミネートされている。

「天気の子」はインディペンデント作品賞とアニメーション効果賞に加え、新海誠が長編部門の監督賞と脚本賞に選出された。日本からは「若おかみは小学生!」「プロメア」もインディペンデント作品賞にノミネート。そのほかNetflixで配信されているフランスの長編アニメ「失くした体」、映画監督ルイス・ブニュエルの短編作品「糧なき土地」の制作秘話を描いたアニメ「Bunuel in the Labyrinth of the Turtles(英題)」も選ばれた。

またテレビ・メディア部門では、監督賞にNetflixオリジナルシリーズより「リラックマとカオルさん」の小林雅仁、「ULTRAMAN」の神山健治と荒牧伸志が選出。絵コンテ賞に「キャロル&チューズデイ」の渡辺信一郎がノミネートされている。

第47回アニー賞の授賞式は、アメリカ現地時間1月25日に開催。主要部門のノミネートは下記の通り。

■ 第47回アニー賞 主要部門ノミネーション
□ 長編アニメーション作品賞
「アナと雪の女王2」
「クロース」
「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」
「Missing Link(原題)」
「トイ・ストーリー4」

□ インディペンデント作品賞
「Bunuel in the Labyrinth of the Turtles(英題)」
「失くした体」
「若おかみは小学生!」
「プロメア」
「天気の子」

□ アニメーション効果賞(長編アニメーション)
「Abominable(原題)」
「アナと雪の女王2」
「Missing Link(原題)」
「トイ・ストーリー4」
「天気の子」

□ キャラクターデザイン賞(長編アニメーション)
「Abominable」
「アナと雪の女王2」
「クロース」
「Spies in Disguise(原題)」
「The Addams Family(原題)」

□ 監督賞(長編アニメーション)
クリス・バック、ジェニファー・リー「アナと雪の女王2」
ジェレミー・クラパン「失くした体」
セルジオ・パブロス「クロース」
クリス・バトラー「Missing Link」
新海誠「天気の子」

□ 音楽賞(長編アニメーション)
「アウェイ」
「アナと雪の女王2」
「失くした体」
「Spies in Disguise」
「トイ・ストーリー4」

□ 美術賞(長編アニメーション)
「Abominable」
「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」
「クロース」
「Missing Link」
「The Addams Family」

□ 声優賞(長編アニメーション)
テンジン・ノルゲイ・トレイナー「Abominable」
ジョシュ・ギャッド「アナと雪の女王2」
リチャード・ホーヴィッツ「インベーダー・ジム:フローパス計画」
ジェニー・スレイト「ペット2」
トニー・ヘイル「トイ・ストーリー4」

□ 脚本賞(長編アニメーション)
ジェニファー・リー「アナと雪の女王2」
ディーン・デュボア「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」
ジェレミー・クラパン、ギョーム・ローラン「失くした体」
アンドリュー・スタントン、ステファニー・フォルサム「トイ・ストーリー4」
新海誠「天気の子」

□ 編集賞(長編アニメーション)
「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」
「クロース」
「Missing Link」
「ペット2」
「トイ・ストーリー4」

※「Bunuel in the Labyrinth of the Turtles」の1つ目の「n」はティルデ付きが正式表記