「絶対零度」も好調 本田翼は主役より“チラ見せ脇役”で安定感の不思議

「絶対零度」も好調 本田翼は主役より“チラ見せ脇役”で安定感の不思議

 この人は“脇役”の方が光るようだ。

 沢村一樹(52)主演のフジテレビ“月9”ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」に出演中の本田翼(27)。

「絶対零度」は初回から2週連続で視聴率2ケタと好調で、本田が演じるのは、犯罪を予測し、未然に阻止する「未然犯罪捜査対策準備室」の女性刑事。過去のトラウマから男性に対して粗暴に振る舞い、得意技は「金的」という、かなり荒っぽい役柄だ。

 逆にそれが、ファンにとってはたまらないようで、〈アクションの切れがいい〉〈相変わらず奇麗〉なんて熱いメッセージが番組宛てに寄せられている。

「こと顔とスタイルに関しては、同世代の女優さんの中でも群を抜いている。コミカルにはっちゃけるより、クールでセリフが少ない役柄の方が、あの美貌は生きると思いますね」と、芸能ライターのエリザベス松本氏はこう続ける。

「セリフの棒読み感も少しずつ薄れてきて、以前よりだいぶ演技も良くなってきたとはいえ、セリフが多い主役に耐えられるほどかというと、疑問符が付きます。ただ、本田さんには、画面に出てくるだけで彼女と分かる存在感がある。美貌だけでも見たいと思わせる彼女の得難いスター性は、主役より脇役で“チラ見せ”した方がいいでしょう。演技のアラも目立たないし、もっと見たいというファンの“飢餓感”もあおれます」

 確かに、本田が脇役で出演した昨年4月期の月9ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」は、全話平均視聴率12%台と好調だった。主人公の初恋の相手、クールビューティーな女医という役柄も本田にハマっていたが、昨年10月期に主演した深夜ドラマ「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」(読売テレビ・日本テレビ系)は、大して話題にもならず。パッとしなかった。

「本田が主役になると、『演技は大丈夫か?』という心配が先に立って、そればかりが話題になりがちです。もっとも、本田は、ごまかしがききにくいショートカットでも美しい。男女限らず、動いている姿だけでも見たいという熱烈なファンが一定数いて、視聴率を底上げする力を持っている。脇役の方が安心して見ていられますし、そういう意味では“名バイプレーヤー”といえるかもしれません」(ドラマ制作会社関係者)

 本田は13日放送の「絶対零度」第2話で、ミニスカ姿を披露。〈めっちゃ可愛い〉などとファンを大喜びさせていた。