安室ちゃんと百恵ちゃん……そしてビートルズ、納得の共通点

引用元:All About
安室ちゃんと百恵ちゃん……そしてビートルズ、納得の共通点

沖縄県の象徴として名高い世界遺産「首里城」が大規模火災に見舞われ、2カ月が経過しました。

こうしたなか、沖縄出身の芸能人による「首里城復興プロジェクト」がスタート。その最大のサプライズとして、2018年の9月に引退した安室奈美恵さんが一夜限りの復活を果たす、可能性がある?……と、一部のニュースサイトが報じておりました。

◆「一夜限りの復活」を期待してしまう心理

どこまで信ぴょう性があるのかは怪しいものですけど(笑)、仮に実現したとなれば、その集客・集金力は半端じゃなく、首里城復興にも大きな貢献をもたらすことは間違いありません。もし安室さんがそこまでの郷里に対する愛着があるなら、それはそれで素晴らしいことだと思います。

いっぽうで、いくら「復興」が黄門様の印籠代わりとはいえ、一度引退して“一般人”に戻った人物を無理やり公の壇上へと引っ張り出すのはいかがなものか……といった疑問も。

人道的な見地からして、その「一夜限りの復活」を期待してしまう心理が良いことなのか悪いことなのか、ぼくにはよくわからないのが正直なところです。

ただ、「復興」といった、なかなかには足蹴にできない“大義名分”を一度きれいさっぱりと取っ払ったうえで、安室さんの復活を吟味してみると……個人的にはやはり「もうアーティストとしてメディアには出てほしくないな……」との想いのほうが、どうしても勝ってしまうわけであります。

なぜかネット上ではあまり話題になっていなかったのですが、去年12月1日発売の『家庭画報』1月号に三浦百恵──そう。あの、かつての国民的大スター・山口百恵さんのロングインタビューが掲載されておりました。

引退後は一貫して芸能界やマスコミとは距離を置いており、盗撮めいた“日常写真”こそ稀に報じられてはいたものの、このように百恵さんがメディア上に、公式的なかたちで大々的に登場するのは、ぼくが記憶するかぎり、初めてなのではないでしょうか。