映画でスキージャンパー役を演じる山田裕貴、「HBCカップジャンプ」にゲスト出演「本物を感じ、本物に近づけるよう」

引用元:スポーツ報知

 13日にTBS系で放送されるスキー・ジャンプの「2020HBCカップジャンプ」(後2時55分)に、俳優・山田裕貴(29)がゲストとして出演することが10日、分かった。

 番組は、札幌・大倉山ジャンプ競技場で行われる「第62回HBCカップジャンプ競技会」を中継する。

 1959年の第1回開催以降、長い歴史の中で数多くの名ジャンパーを輩出したこの大会。特に高梨沙羅(23)=クラレ=、小林陵侑(23)=土屋ホーム=は、HBCカップで記憶に残る大ジャンプを見せ、その後世界に羽ばたいていった。そんな2人に続く日本の次世代エースはいったい誰なのか。

 話題のドラマや映画に次々と出演している演技派俳優の山田。6月19日に公開される田中圭主演の映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」に出演する。

 日本中が歓喜に沸いた1998年長野五輪スキージャンプ・ラージヒル団体悲願の金メダル。この栄光を陰で支えたテストジャンパーたちの知られざる物語を映画化。山田は本作でテストジャンパー役を演じることから、番組へのゲスト出演が実現した。ジャンプ競技を見るのは初めてという山田は「百聞は一見にしかずと言いますが、聞くのと見るのとでは感じるすべてのモノが違うと思います。本物を感じ、本物に近づけるよう、生のスキージャンプを見て役作りに活かせたらなと。初めて生で見るスキージャンプ、すごく楽しみです」と意気込む。

 長野五輪での岡部孝信、斎藤浩哉、原田雅彦、船木和喜による“涙の金メダル”の陰には、猛吹雪の中で次々とジャンプを成功させ、中断した競技を再開へこぎつけた25人のテストジャンパーの存在があった。

 映画では主演の田中圭(35)がリレハンメル五輪に日本代表として出場するも、長野五輪ではテストジャンパーにまわった西方仁也、山田は同じテストジャンパーの一人で、聴覚障害のある高橋竜二を演じる。

 そのほか番組で解説を務めるのは、長野五輪で活躍した原田氏(現・雪印メグミルクスキー部監督)。さらにゲストとして、映画の主人公になった西方氏の出演も決定した。長野五輪の光と影を知る二人とともに、世界を見据えるジャンパーたちの熱戦を伝える。 報知新聞社